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あなたの知らない世界あの新倉イワオはどこにいったのでしょうか。 7/5/2009 古レールの駅デザイン図鑑私のメインサイトである GNR において最近はもっぱら古レールの再利用による鉄道構造物めぐりを調査報告書として公開しているが、なかなかまとまった休みが取れないサラリーマンにとって駅のホーム上屋を代表としてよく見かける古レールの探訪は、気軽に楽しめる上に生きた産業考古学のような知的な好奇心をそそる宝探しのようなものでもあり非常に楽しい。 なお、古レール以外のジャンルの調査報告書は現地調査にはあちこち行っているものの、ただ単に私の遅筆により公開が遅れているだけでもある。 ところで、『古レール』で何が楽しいのだと思われる方もおられると思うが、実はこの古レールは我が国に鉄道が初めて導入された明治 5 年より現在まである意味現役として脈々と続く息の長い工業製品なのである。 かつて鉄は非常に高価で貴重なものであり、また現在のような汎用性の高い型鋼も登場していなかったため、摩耗して線路として使えなくなったレールは現在の H 型鋼に断面特性も近いこともあり、古くから構造部材として盛んに再利用されてきたのである。 冒頭にも書いたように代表的なのは駅のホーム上屋を支える柱や梁として、また跨線橋や人道橋さらには道路橋にまでその範囲は広がっており、その気になって見なければ気が付かないような細かいところに使われていたりもするのである。 そのような古レール構造物のうち最もメジャーとも言えるホーム上屋について取りあげた書籍がついに登場した。それが『古レールの駅デザイン図鑑』である。 早速本屋でまずは立ち読みをさせて頂いたが、美しい写真とともに古レールの架構を形状ごとに分類し、それぞれについていくつかの駅で実例を取りあげておりなるほどまさに『図鑑』である。また、現在は既に撤去され存在しないものも紹介されており貴重な資料でもある。 というのも、画像すらキーワードで検索できるようになった今日でも鉄道それもとりわけ駅についての写真は当然駅舎に比重が置かれ、また鉄道車両にも押され、ホーム上屋等はなかなかお目にかかれない。つまり、どこの駅に古レールが使われているかは先達の公開情報か、現地での確認となり意外に情報収集に手間ヒマがかかるのである。 個人的には 第一次筑豊・北九州計画 - Windows Live として、自分の故郷の駅に古レールが使われていたのを現地で改めて知って感激したが、その駅(JR 九州筑豊本線直方駅)も紹介されていたのが非常に嬉しく感じた。 また機会を作ってもう一度中身を見て購入を考えたいと思っているが、いつかは GNR も図鑑と言えるくらいの物量を達成したいとも思っている。なお、当ブログの右側の『ブログリスト』にも載せさせて頂いている『我が人生の垢』では関西を中心に既にその域に達していると言える古レールの紹介記事量があるのでぜひご覧頂きたい。 7/1/2009 私鉄の廃線跡を歩く当ブログの左側の『ブックリスト』にも掲載しているが宮脇俊三氏編集の『鉄道廃線跡を歩く』シリーズ(全 10 巻)がその筋ではバイブルとも言えるほど非常に有名であるが(ちなみに私は全 10 巻全て購入した)、残念なことに同書は第 10 巻を以て完結ということで続編がない。またさらに残念なことに宮脇氏も既に故人となった。 全国津々浦々に張り巡らされた我が国の鉄道網において、残念ながら廃止となって過去帳入りとなった路線は数多く、私も GNR で実践しているように近頃の鉄道趣味のメジャー化と共に廃線跡を訪ねる者も多いようであるが、まとまって廃線跡を紹介している書籍は『鉄道廃線跡を歩く』シリーズの他にはなかなかないのが実情と言えよう。 そんな中、同書の補遺的な位置づけとも言えるようなものが『私鉄の廃線跡を歩く』シリーズである。
同書は全 4 巻構成となっており、以下のように地域により分類されている。
ご想像通り取りあげられる各廃線は手短に纏められており、『鉄道廃線跡を歩く』シリーズよりは少々あっさりとした仕上がりであるが、私鉄に特化して全国広く浅く取りあげている点と、『鉄道廃線跡を歩く』シリーズの後の比較的最近の情報を補完すると言う意味でも有益な書籍である。 北海道からシリーズがスタートしていることと、過去に北海道について以下のような現地調査を実施した私としては、とりあえず上で紹介している第 1 巻を先日購入した。
とりあえずこの第 1 巻で特に重要視しているのは北海道拓殖鉄道である。第一次及び第二次北海道計画において新得は訪れたが同鉄道についての現地調査はまたの機会に譲ったため、事前の机上調査としては現役時代の写真等もあり非常にありがたい。 いずれは全 4 巻とも購入し、少しずつ制覇していきたい。 6/26/2009 いわてデジタルマップ私のメインサイトである GNR において、さまざまな近代化遺産や産業遺構や廃線跡等を訪れているが、岩手県三陸地方にも過去二回に渡って現地調査を行った。 この地方には歴史ある多くの建造物や旧道や鉄道がてんこ盛りであり、いくら時間があっても足りないくらいこの目で見たい対象にあふれているが、GNR においてもこれらのうち若干の箇所について調査報告書として公開済みであるので興味のある方は覗いてみて欲しい。 ところが、これら現地調査に行ったはいいが『あの橋の名前なんやろ?』とか、『この写真の正確な場所が特定できん』とかいろいろと落ち度も多く、なかなか調査報告書の執筆が進まない。大したことはそもそも書けないが、できればただ単に『見てきました』にひとひねりでもふたひねりでも情報を付加したいと思っているため、また構造物好きとしては構造物の名前の確認漏れなんぞ大失態この上ないことである。 そんな中、いわてデジタルマップというものを発見した。これは近年少しずつ整備されている各地方自治体による Web で参照可能なオンライン地図の岩手県版である。オンライン地図なら Google Maps とか、私の愛用している Bing Maps とかもあるが、これはあくまでも道路地図及び比較的人口のある地域についての航空写真である。ところが、自治体が整備するオンライン地図は一味違うのである。このいわてデジタルマップの場合、地図上に例えば以下のような付加情報を表示できるのである。
このような情報が合計 23 種類もあるのである。さらに、マイマップと称してそれこそ Google や Bing のように自分で地図上に点、線、多角形を記述し保存できる。これの実現のためにはアカウント申請を行い、ログインする必要がある。私は既にアカウントを申請し、数日前にアカウント情報が送られてきたところである。 Google や Bing のような最先端の Web サービスとしてのオンライン地図に比べ使い勝手が業務アプリケーションのようだったり、最新のブラウザへの対応がイマイチだったりと弱いところもあるが情報としての重要度はピカイチである。何といってもある意味オフィシャルな地図が自宅で閲覧可能なのだから。 例えば、以前 GNR にて公開した GNR - 国道 106 号線【簗川ダム建設予定地】の 地点を表示させると以下のようになる。また、この画像をクリックすると実際にブラウザで地図を表示できるのでぜひ試してみて欲しい。なお、左側の『主題』を『住宅地図(カラー)』に切り替え、レイヤを全て表示させるのをお忘れなく。 簗川ダム建設予定地は画面中央より右側の道路が右斜め上にほぼ 45° となっている直線区間のほぼ中央であるが、その西側に道路が二本に分かれている部分の上側の道路が国道 106 号線の旧道区間であり自動車の通行は不可能である。この旧道区間は屈曲した閉伊川に橋を架けなくて済むような線形であったのを二つの橋を架け直線化改良したため発生したが、その橋の名前もきっちり『天竜橋』及び『上天竜橋』と表示されている(上の画像では小さくて見にくいが川の上の道路部分に書かれた文字がそれである)。 実際現地では比較的交通量の多い国道 106 号線でこのあたりは人家の少ないため、歩道がまともにない。そのような状況で橋の欄干の銘板をくまなく観察し橋の名前を確認するのは少々手間のかかる作業ではある。従って、このように住宅地図レベル表示ができしかも、各種情報が盛り込まれたオンライン地図はとても重宝する。 このような自治体が提供しているオンライン地図は徐々に増えてきていると思うので他のエリアに関しても見つけていきたいと思っているが、もしご存知の方は情報を頂けると幸いである。 6/17/2009 1/10,000 旧版地形図『四谷』(明治 43 年 3 月 30 日発行)最近とみに更新頻度のしょっぱい当ブログであるが、久しぶりに旧版地形図の紹介である。例によって少しずつ国土地理院に通って買い集めているが、今回は明治末期の千駄ヶ谷駅周辺を取り上げたい。何はともあれ地図をご覧いただきたい。ズームや移動も可能である。残念ながら当ブログには埋め込みが不可能であるため、以下のリンクよりご覧頂きたい。 私のメインサイトである GNR をご存じの方ならおよそ想像がつく通り、廃線跡が主題である。 千駄ヶ谷駅は甲武鉄道の途中駅として 1904 (明治 37) 年 8 月 21 日に開業している実は歴史の長い駅である。現在明治神宮外苑となっている場所は 1886 (明治 19) 年に開設された青山練兵場という軍事施設であった。そしてこの時代の主な物資輸送手段である鉄道が引き込まれたのである。 甲武鉄道の新宿~牛込(現飯田橋付近)の路線開通は 1894 (明治 27) 年 10 月であるため、千駄ヶ谷駅は路線開業の 10 年後に設置されたことになる。そして、この青山練兵場への引き込み線には千駄ヶ谷駅開業以前に軍事用の停車場が存在していたことになる。その名はそのまんま青山軍用停車場と呼ばれているが、これが正式名称なのか後年つけられた通称なのかは未確認である。 また、例によって軍事最優先であった(今もか?!)ため、甲武鉄道の路線選定にはこの青山練兵場に便利なように旧陸軍より要請があったようである。つまり、後からできた鉄道を青山練兵場に引き寄せたのである。いやはや、どんだけ偉いのかと。 上の旧版地形図では同停車場名の記載はないが、甲武鉄道(現中央本線・総武緩行線)の路線の南側にある引込線の終点の少し手前にプラットホームとおぼしきものが描かれている。ここが恐らく青山軍用停車場だったのではないだろうか。 また、青山練兵場と甲武鉄道の線路を挟んだ北側の軍事施設群とを結ぶ三本の跨線橋が確認できるが、現在これらのうち二本は現存しないが、唯一一本が『大番町跨線橋』として現存する。下の地図をご覧頂きたい。右にちらりと見えているのは信濃町駅である。
現在の地割りから推測するとかつての三本の跨線橋のうち中央のものが現存しているようである。現存する跨線橋の構造物そのものがいつの建造かも含めてこの引込線跡を訪ねてみたい。と言っても地図で見る通り首都高によって見る影もないとは思われるが。 このように旧版地形図は現在からは想像もつかない過去の風景を伝えてくれる貴重なスナップショットである。今回の件についても机上調査及び現地調査実施後 GNR での報告を長い目で期待して頂けると幸いである。 6/2/2009 1839 峰このタイトルだけで分かる方には全く無駄な記事であり『あなたの知らない世界』で無くなってしまうが、私にとってはつい数日前まで知らない世界であった。 私はメインサイトである GNR に関連して近代化遺産というか産業遺産というかそのようなものを少しずつ訪れ、なんちゃって報告書として落書きを Web の世界に晒しているが、現地探索の記録の一部を地図サイトの機能を使って記録している。 少々前置きが長いかも知れないがご容赦を。 私の場合 Microsoft Live Search Maps というオンライン地図サイトを使用し、同サイトの『コレクション』という機能を用いて要は地図に『押しピン』や『線』を書き込み保存しちょっとしたメモを添え、記録しているのである。同様のサービスは Google Maps にももちろんあるので興味のある方は好みに応じて覗いてみて欲しい。 ちなみに、Microsoft の同サービスはおととい 2009/06/01 よりブランドを一新し Bing Maps というちょっと理解に苦しむしっくり来ない名称に変わってしまった。どうやら日本語で言うところの『ぐぐる』のように動詞として世間に浸透しそうなネーミングに変えたそうである。『びんぐる』?! どうかなぁ。。。 ちなみに、Bing Maps への移行に伴い、私のいくつかの『コレクション』の一部の日本語データが文字化けしてしまった。どんなテストやってんだ ? > Microsoft。私は比較的熱心な Microsoft ユーザーだし、めげずに使い続けるがマルチバイト言語圏を見くびってもらっては困る。都合のいいきれいな言葉を並べて、頼みもせんのに勝手にいじくって尚且つ勝手に私のデータも一部とはいえパーにせんでもらいたい。本田宗一郎に言わせれば、『自分だけの都合でものを言わんでもらいたい』ということである。今回の移行で同様の経験をした方は私以外にもいらっしゃるだろうか。 それはさておき、先日はもう三年前に訪れた北海道での現地探索の記録を GNR - 第一次北海道計画などと勝手に命名し整理していた時、『それ』に気づいた。そう、『1839 峰』である。下の画像をご覧いただきたい。なお、この画像をクリックすると『びんぐる』(ちょっと違うか)ことが可能であるのでお試し頂きたい。 赤い押しピンの少々南にあるのが確認頂けるだろうか。そう、山の名前なのである。一番南にあるのは『襟裳岬』であり、いわゆる北海道の背骨である十勝山脈の真っただ中である。正直最初に気が付いた時には目を疑った。ご覧の通りこれくらい広い範囲の小縮尺での地図表示の際には主な山の名前しか表示されないため、数字が表示されることは想定していなかったからである。 ほんとにそんな名前はアリなのかとも思えるが、同峰は 1842m の標高を誇り、数多くのブログ等でも取りあげられる有名な山のようである。と、ちょっと待て。名前は『1839 峰』で標高は 1842m ってどういうことか。どうやら、察しの通り当初は標高が基づきそう名づけられたようだが再測定した結果少々名前とは異なる数字が出たというのが真相のようである。 ところで、この名前は読み方は知らない人には全く想像がつかないであろう。私も当然そうであった。 『いっぱさんきゅうほう』 もう、天晴れである。日本人ならでは発音しやすい読みそのままである。私は山に関しては門外漢であるため、これ以上の情報は持ち合わせていないが地図にはまだまだ気が付かない発見がてんこ盛りあるはずで、眺めるだけでも楽しい。 皆さんもぜひ子供の頃『エロマンガ島』とか、『スケベニンゲン』とかを見つけては嬉々としていた懐かしい思いをハイテクの最新地図でよみがえらせてはいかがだろう(これもちょっと違うか)。 5/11/2009 馬鹿野郎そいつがルパンだ最高である。ご覧頂きたい。私としては何度見ても笑える。
そして、さらにマトリックスシリーズとしてはこれも素晴らしい。まさに職人である。
なお、これらの動画はもともと『ニコニコ動画』でアップされていたもののようで、こちらでは閲覧者によるコメントも見ることができるのでアカウントをお持ちの方は以下のリンクよりぜひご覧頂きたい。 【ニコニコ動画】[修造]ホットリックス リローデッド[MAD]5/1/2009 京急駅メロディー –オリジナル-110 年の歴史を持つ鉄道事業者である京浜急行電鉄(以下京急)は昨年 11 月より列車接近メロディー(同社では駅メロディーと呼称)を導入した。近年では各鉄道事業者が趣向を凝らしたメロディーをそれぞれ導入し、かつてのベルによる案内に比べ華やかというかせかされないというかだいぶ鉄道の世界の印象を変えてきたと言える。 そしてこれもいくつかの各鉄道事業においてそうであるようだが、そのオリジナル音源を発売しているのである。先日京急の駅売店で偶然同社の駅メロディーオリジナル音源 CD が販売しているというポスターを発見した。それが以下のものである。 即買いである。 内容としてはこれまた充実したものとなっており、駅メロディーの他に以下のものも収録されている。
ここまでは、例えば JR 東日本の同様の商品(実は購入済み)とそう大差ない印象である。しかし、実はこれに京急らしい最大の特徴を生かしたさらなる収録内容として以下のものが含まれている。
いかがだろうか。分からない人には全くもって意味が分からないと思うが、このラインナップこそが『さすが京急』と私は思う。個人的にもう少し突っ込んでみると、800 形の走行音が収録されているところが心憎い。 ちなみに、『インバータ音』とはなんぞやという方はこちらの動画をご覧いただきたい。キモは発車時である。なお、車両は京急の花形車両である 2100 形である。さらにもう少し言うと『BLUE SKY TRAIN』編成である。 この音は通称『ドレミファインバータ』等とも呼ばれ、タモリ氏をして『Singing Train』と言わしめた音である(ちなみに同氏は京急ファンでもある)。いつも私は GNR にて主に構造物として鉄道を捉えているがこのように『音』の側面から捉えてみるのも非常に面白い。 今回購入した京急の駅メロディーオリジナル音源はじきに私の携帯電話の着信メロディーと化す予定である。ただ、近頃の携帯電話はほとんど使いこなせていないため悪戦苦闘が予想されるが。 4/15/2009 時速 165km で爆発するくしゃみの鼻水をスローモーションでじっくりみる面白い動画を見つけた。デジタルマガジンにて紹介されていたものである。 とある映画製作会社が撮影した人間のくしゃみの超スローモーション映像である。個人的には最高である。私の好きな『ハイテクの無駄使い』をハイスペックで実現している。 何はともあれ動画をご覧頂き楽しんで頂きたいが、外人はこんなしょーもないことも絵になるなぁとつくづく思う。
4/13/2009 世界に誇る日本の建造物 現代日本を創ったビッグプロジェクト今回は知人に教えてもらって、しかも借りて読んでいる本の紹介である。 私のように近代化遺産とも言える観点でさまざまなジャンルの構造物を現場で鑑賞し、心を躍らせ、そしてそれを一人でも多くの人にも知ってもらいたいと思いから GNR のようなサイトを立ち上げている人間にとって、そのような構造物を取り上げている書籍の存在はいくつか知ってはいたが、あまり多くは購入してはいない。実際に購入したのは以下のような書籍のシリーズくらいである。 あまりあれこれと購入しなかった理由は、そもそもあまりどんな書籍があるかを追いかけきれてないというのもあるが、どちらかというと取りあげられる対象物が私の興味とあまり合致しないイメージが多かったのが最大の理由である。 一般的に書籍で取りあげられることが多いのはやはり土木構造物ではなく建築物であるという印象がある。さらに、うまく言えないが何となく『文化臭』の漂う対象物を取り上げている場合が往々にしてあるように思える。 もちろん、そのような対象物を悪くは全く思っていないし大変貴重で意義深いとは思うが、ぜひ現地でこの目に焼き付けたいとはあまり興味がそそられないのである。単純に個人的興味と合わないだけである。GNR ご覧頂けるとお分かり頂けると思うが(内容が貧弱なため分かりにくいかも知れないが)、どちらかというと私の対象は土木あるいは産業寄りである。 どう表現したらいいのか自分でもよく分からないが、私の興味の対象は簡単に言えば『ようこんな所にこんなもんこさえたな』のようなものかも知れない。有史以降の物流の基本である『道』、近代化以降の物流の要であった『鉄道』、日本の経済発展に寄与した『鉱山』。それ以外のさまざまな土木構造物。そこには時代背景や名もなき多くの人の思いが染み込んでおり、それを分からないにしても感じてみたい。また私が少々地図好きであることから、やはり地形図等に残る地形との格闘の歴史を各種構造物を通して肌で感じたいのだとも思う。 そして、知人より以下の書籍を購入したとの連絡を受けた。私自身存在は知っていたが、そのうち書店で見てみようかなという程度に思っていたが見せてもらった結果、非常に面白く読めた。また、分かる人には分かると思うが表紙に取りあげられているのは、私がこのような趣味に本腰を入れるきっかけとなった碓氷第三橋梁である。 同書は古いものから新しいものまで日本が誇るべき建造物を 500 件ほど取りあげている。この数量であるため、特別に取りあげたもの以外は簡単な説明に終始しているが私にとってはちょうどよいのである。つまり、興味のあるものは自分で調べればよいのである。同書では以下のようなジャンルでこれだけの数をさばいている。
これほど私の興味にドンピシャのジャンルを網羅した書籍はないと思う。もちろんこれだけ多くのジャンルでは 500 件というのは『ビッグプロジェクト』として絞り込まないと果てしない数の対象物が存在するので、ここで取り上げられた建造物は主だったものである。しかし、ここから私のように興味のあるものや関連するものを調べていくにはとても参考になる。 さらに地図好きとしては 500 件全てについて、緯度経度情報が付記されているのが興味深い。これはこれまでありそうでなかったのではないだろうか。また巻末には全件を地図にプロットもしている。私のように地形図や GPS やオンライン地図に興味のある人間にとっては、このような緯度経度情報が掲載されているというのはそれだけでもポイントが高い。なぜならこれらの建造物は往々にしてどこに所在しているかが分かりにくい場合がある。住所や地番では表しにくい場合も多い。『○○群字□□地先』と言われてもどこやねん、それとなる。 今後少しずつ同書の 500 件の場所については日頃利用している Live Search Maps のコレクション機能でプロットして GNR にてご紹介できたらと思う。結構なボリュームなので気長にお待ち頂きたい。完成イメージとしては例えば以下のようなものである。 3/31/2009 写真の整理皆さんはデジタル写真の整理はどのようにされているだろうか。かつての銀影時代と異なり、PC という箱にソフトウェアという道具を使って整理する必要がありどんなソフトウェアを使用するかでこれまた整理整頓の様相が大きく異なることとなる。 ただし、マメな人は結局うまいことやるという点はアナログもデジタルも変わらないのだとは思う。 私の場合はマメではないため、デジタル写真ならではといおうかただひたすらに枚数だけが増えていき整理が追い付いていない。しかし、GNR のようなサイトを立ち上げたりしている身としてはこれはいかんと考えるに至り、手段を試行錯誤しようと思い始めているところである。 往々にして Windows OS を利用している場合まずは単純に Explorer のフォルダ構造により整理することとなる。また最近の Windows であれば『マイピクチャ』フォルダの活用とも言える。 しかし、この方法はハッキリ言って弱い。弱すぎる。Windows Vista が開発コード名で Longhorn と呼ばれていた頃に『マイドキュメント』フォルダ配下は DB によるファイルシステムを実装し各種メタデータを利用した効率的なファイル検索やファイル管理が可能になる、などと Microsoft はのたまっていたような気がするが(WinFS だったか ?)、フタを開けてみればそんなものは華麗にスルーされ、Vista でも相変わらずこれまでのファイルシステム(NTFS)のままである。 そこで、次に私が最近になって利用しているのが Windows Live フォトギャラリーである。Windows Live ID すなわち分かりやすく言えば Hotmail アカウントをベースとしたオンラインサービスのなんちゃってヘビーユーザーである私にとってはそのオンラインサービス群と連携した画像及び動画管理ソフトウェアである同ソフトは必然の選択であった。無償でもあるし。 今時の『検索』の概念を取り入れ、タグ付けやさらには静止画像中の自動顔認識、さらにその顔への人物タグ付け、はたまた簡単な画像編集と無償とは思えない機能を持ったものであり、現在はこのソフトで写真や動画の整理を何となく行っているところである。 ところが、やはりこのソフトもメタデータの扱いに弱さを感じる。EXIF 情報等もある程度編集も可能であるが、いちいち右クリックで『プロパティ』を開く必要があり使い勝手もあまり良くない印象である。つまり、あくまでも『フォトギャラリー』である感が否めないのである。 そこで、このように Microsoft おたくの私が目をつけているのが Microsoft Expression Media 2 である。このソフトでは GPS と Live Search Maps の記事でも少し触れた通り緯度経度情報(GPS データ)も地図で表示したり、また地図を用いて GPS データを写真に追記したり EXIF データ等の取り扱いが格段に便利である。 また、メタデータとして付与可能な情報の種類もかなりの量であり、うまく使えば非常に有益な画像ファイル情報データベースを構築可能である。というより、そもそもそういうプロ仕様のソフトウェアである。私は同ソフトの初期バージョン、つまり 2 がないものを所有しているため、現在同ソフトを用いた画像ファイルの整理に挑戦し始めたところである。 このソフトは画像ファイル等を『インポート』し、本体ファイルとは別にインデックス情報データベースを構築し、そちらで整理整頓していくものである。そのため、一度インポートしてしまえば本体ファイルが無くても継続して情報の管理が可能である。まだわけわかめ状態なので機能等の紹介がちゃんとできないのは心苦しいが上述のリンク先を参照し雰囲気を感じて頂きたい。 これからいろいろといじってみようと考えている。ただ、一点イマイチだと思うのは画面が Microsoft 風のインターフェースではないことである。というのも同ソフトは某会社の製品を買収した結果 Microsoft のものとなった経緯により、随分毛並みの違う雰囲気なのである。この点は思い切って Microsoft 風に統一して頂きたい。 それ以外はまだ指摘できるほど把握できていないので、今後使用感等をご紹介していきたいと思う。マニアックなソフトであまり巷で情報を見かけないので何か役に立てるかも知れない。
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