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11/17/2009 Windows Phone と T-01A と i モード先日、携帯電話の機種変更を行った。ちょっと前から気になっていた機種と言うかジャンルに手を伸ばしてみたかったからで、ついに思い切って実現したのである。それが、Windows Phone と呼ばれるものである。機種は NTT DoCoMo の T-01A である。 一般的にはスマートフォンなどと呼ばれるジャンルの携帯電話であるが、一昔前(?)の言い方をするとはっきり言って PDA である。その中でも OS に Windows Mobile を搭載しているものが私のお目当てであった。 Windows というと、パソコン(PC)という印象が強い方も多いと思うが、実はハードウェア組み込み系としての Windows も存在し、その一種が Windows Mobile である。かつては、Windows CE と呼ばれ、私も仕事で使用していた。エラー時の音がカエルの鳴き声に似ていたのが印象に残っている。 つい最近になって、Windows Mobile 6.5 という最新バージョンがリリースされた。それまでは、6 及び 6.1 が続いていたようである。IT 系のニュースサイトの記事によると Microsoft CEO であるスティーブ・バルマー氏曰く、本来ならばとっくに Windows Mobile 7 をリリースしているはずであったと、同社の段取りの悪さを自ら語って謝罪したようである。 確かに、PC の Windows も 7 になって、大幅に UI (User Interface) が変わったことだし、Windows Mobile 7 ということで同様の概念のものが同時期にリリースされていれば、ただでさえマニアックなスマートフォン市場にとっても福音であったかも知れない。 ただ、現実にはそうはいかず最新版がようやく 6.5 であるが、私の購入した端末 (NTT DoCoMo T-01A) に搭載されているのは Windows Mobile 6.1 となっている。なぜなら 6.5 リリースより以前から発売されている機種だからである。 Windows Mobile 6.5 では、これまでのプルダウンメニュー形式から、iPod や iTouch のようなアイコン形式に刷新されたりと UI がようやく今時になるので、個人的にはぜひ 6.5 にアップグレードしたいところだが、幸いにも T-01A は来月 (2009 年 12 月) に 6.5 への無償アップグレードが提供されるとのことである。これがスケジュール通りに行われると国内初の 6.5 搭載機種となる。 まだ購入したばかりで分からないことばかりであるが、とりあえず本体に対しては以下のような作業を実施した。リンクを含めているので興味のある方の役に立てば幸いである。
また、私のような FOMA から Windows Mobile への移行初心者が最も悩ましく感じる(と勝手に想像する)のが、これまで使ってきた i モードメールの扱いとプッシュメールの実装方法である。ご存知の通り携帯電話のインターネットメールはセンタープッシュ配信であり、リアルタイムにその到着を知ることが可能であるが、これを Windows Mobile 上で実現するにはなかなか難しいようである。イメージとしては PC でそれを実現するのが難しいのと同じである。 もちろん、パケット定額制なのでその上限の金額まで使ったって屁でもないわい、という方は私のように Windows Live 使いであれば Hotmail はプッシュ配信に対応しているので全く悩む必要はないが、少しでもパケット通信を減らして毎月の請求額を抑えたい私としては制約が多いだけ、ではあるが。 そもそも、Windows Mobile は i モードとは全く無関係であるため、Windows Mobile を搭載する Windows Phone では i モードのメールを受信できない。つまりは SIM カードをこれまで使っていた FOMA 端末に差し替えなければ受信できる端末がないのである。また、インターネット接続も i モードとは別の Mopera という別の ISP を契約する必要があり、新たにその ISP のメールアドレスを発行される。このメールについてはプッシュ配信は不可能ではないが、リアルタイム性を追及すると追加の費用が発生する。詳細についてはこちらを参照願いたい。 個人的に言わせてもらうと、ぼったくりだよ。> NTT DoCoMo ちなみに、i モードは契約を解除しない限り生き続けるので、ただ受信できる端末がないだけでこのままではメールはセンターに溜まり続けるということになる。 そんなこんなで今のところベストソリューションは模索中であるが、長年使用してきた i モードのメールアドレスをただちに廃止するのはもう少し後にすることにして、とりあえずの策として i モード .net というサービスを契約した。これは PC から i モードのメールを Web メールの容量で送受信できるサービスである。ただ、これも当然リアルタイムもくそもないし、月額 \250 かかるため、携帯電話でメールをそんなに頻繁には使わない私としてはあまり長くは使いたくはない。そもそも貧乏人が Windows Phone なんか使うな、と言われればそれまでだが i モードなどというインターネットの異端児を快く思わない私としては(特にメール周りについてはせめて RFC は無視しないで欲しいと思う)使い慣れた Windows の世界に移行したかったのである。 パケット通信費を最小化する最も重要なカギを握るのが前述の無線 LAN であると私は考えているが、実際自宅や職場では残念ながらエリア外であるためこうやって悩まなければならないのである。まぁ、自宅の場合は無線 LAN を導入すればいいじゃん、となるがこのためだけにさらなる出費も悩ましい。 しかし、懲りずにいろいろと挑戦をしていき、自分なりの解決策を探っていこうと思っているので、都度紹介していきたい。そもそも i モードのメールの転送設定ができるだけでも助かるが、それをやるとパケット通信費が節約可能となるのが明白なためか NTT DoCoMo が実装してくれないのが、大きなネックの一つでもある。セコいよ。> NTT DoCoMo 11/12/2009 Bing Maps (旧 Live Search Maps) 機能追加以前 GPS と Live Search Maps という記事を書いたが、その Live Search Maps (現 Bing Maps) に機能が追加され、またいわゆる Look & Feel も変更された。 今回の機能追加や変更点については、担当部署のブログ記事(英語)を参照願いたいが、日本語版は一部の機能は実装されていない。そのため、ここでは日頃日本人としては珍しく Bing Mpas を使っているほうであろう私が気が付いた点や気になった点を紹介したい。 1. Look & Feel について まずは見た目からだが、地図の拡大縮小等を行うためのナビゲーションバーが半透明の黒色になり、サイズも若干小さくなった。また拡大縮小ボタンについても今までのように +、- だけでなく好きな縮尺へダイレクトにジャンプできるようになった。これについては素直に改良だと思うので評価したい。 また、フッターにあるメニュー等も含め小じんまりとなったため、肝心要の地図画像の表示領域が若干ではあるが広くなった点も評価できる。ただし、ヘッダー部分は相変わらず無駄が多く私としては不満が残る。
2. コレクション機能について 『コレクション』とは、地図上に地点や経路等を落書きし、それをテーマ毎にまとめて保存できる機能である。Google Maps でも同様の機能として『マイマップ』がある。今回の変更でこの『コレクション』が『自分の場所』というみょーちくりんな名称に突然変更になった。これは英語版の『My Places』を直訳したものだと思うが、正直このネーミングにはがっかりである。 最初見た時は『コレクション』とは別に自分の居場所を登録するような機能が新たに追加されたのか勘違いしてしまった。また、以前はコレクションを表示させた際に、コレクション全体を表示するための『全て表示』(だったと思う)というメニューがあったが、これが削除されてしまったため個々のコレクション全体を俯瞰するのにいちいち手動で地図の拡大縮小を行う必要が出てきたため、私にとっては改悪として見えない。 次に、コレクション中各地点を表すアイコンは以前の赤い『押しピン』に比べ視認性が向上したように思われるのでこれは評価したい。 ただし、そもそもコレクションを呼び出すメニューが以前と異なり画面左側のペインを表示させて★アイコンをクリックしなければならなくなったのは余計な操作が増えたと感じる。また、左側ペインを表示・非表示させるアイコンが非常に分かり辛いのも問題だと思う。以下は GNR - 古レール調査報告書として公開しているものである。
3. 埋め込み地図コード生成機能について Google Maps では以前より実装されていた機能だが、ようやく Bing Maps でも初めて実装されたものである。これは今表示している地図画面を自サイトやブログ等に埋め込むためのコードを出力する機能であり、私も待ち望んでいたものであるので喜ばしい改良である。貼り付ける際のカスタマイズも埋め込む地図のサイズの変更や静止画にするのかオンライン地図とするのかをプレビュー画面を見ながら選べたりと、まずは実用に値するものと思う。実際に貼り付けると以下のようになる。 と思ってやってみたが、当ブログ(Windows Live Spaces)では埋め込み不可であった。 なんで自社のサービスすら埋め込めねいのよ。タグ制限もうちょっと緩めようよ。> Microsoft まだまだ今回の変更点について使い倒せていないので、あまり役に立たないかも知れないが、ほぼサービス開始時からのユーザーとしてまずは言わずにはおれないことを書かせて頂いた。 ところで、別に Microsoft に限った話ではないかもしれないが、最近のオンライサービスはこのような仕様変更等の事前のアナウンスが無さ過ぎるように思える。やっちまってから『こんなん出ました』ではいくら無償サービスとは言え正直困る。この風潮は本当に腹立たしく感じる。 ヘルプやマニュアル等もろくなもんがない中で勝手に変更されては使い勝手がわけわかめ状態となる。もう少しユーザ視点に立った物事の進め方を考えてもらいたいと思う。また、冒頭にも書いたが日本語版ではまともに動作しない機能として経路検索がある。Google Maps では鉄道だけでなく道路についても検索ができ、もはやカーナビ状態であるが Bing Maps では海外版(英語版のみか)のみの実装であり、日本語版にはいつまで経っても実装されない。 今回の変更で実は動かないわけではなくなったが、経路データが入ってないらしく全く使い物にならない。日本語法人は何をやってるんだと少々もどかしい。どうにかしてくれよ。> Microsoft ではなく、マイクロソフト 何気に少々愚痴っぽくなったが、このような改良はどんどん進めて欲しいと思う。早く Google に追いつけ追い越せくらいの勢いで対応してもらいたい。 11/10/2009 汽車倶楽部(福岡県直方市)私は大阪府高槻市の生まれであるが、すぐに福岡県直方市に引っ越すこととなり高校卒業までそこで育った。従って私にとっての故郷はほとんど記憶のない高槻ではなく、直方である。つまりは筑豊地方である。 最近になって廃線跡や各種の産業遺構等を訪ね歩くようになり、GNR として浅学っぷりを披露したりしているが、東京在住の一介のしがないサラリーマンにとって、訳あって実家も既にない筑豊は、かつて全国一の産炭地であったことによるさまざまな産業遺構があり、気持ちの上では身近で魅力的な場所であるが、物理的には非常に遠い存在である。 しかし昨年、第一次筑豊・北九州計画と銘打って何とかそれらの現地調査の第一歩を無理やり踏み出してみた。同計画の内容はリンク先を参照して頂くとして、この時 JR 九州筑豊本線直方駅で東筑軒のかしわうどんを調査中に店内でとあるパンフレットを偶然目にした。それが汽車倶楽部である。 その時は時間的余裕もなく、また鉄道模型ショップとしてのイメージが強いパンフレットであったため、『おぉ、直方に鉄道模型店ができたのか!!』というくらいでその後あまり強い印象を持つことなく時が流れた。 そして先日、第二次筑豊・北九州計画(追って内容は別途紹介予定)と題して懲りずにさまざまな産業遺構の現地調査に向かうことになったが、その際この汽車倶楽部のことを思い出し、Web で調べてみると確かに鉄道模型店ではあるが、それだけではないことが判明したのである。同サイトからの説明文を以下に引用する。 汽車倶楽部は、事務局を福岡県直方市に置き、実物の鉄道車両や設備、そして鉄道を支えてきた人たちの記録、また、映像や写真、録音、資料など、鉄道に係わる有形および無形物を鉄道文化財として位置付け、それを後世に継承するために収集、修復、整理、保存し、一般に公開するために活動する人たちの集まり、また、その活動そのものを楽しむ人たちの集まりです。 筑豊地方の歴史を知らない方にとってはただ単に鉄道マニアの集まりと思えるかもしれないが、私はそうではないと感じている。つまり、筑豊地方は北海道と一二を争う我が国最大の産炭地であり、運炭線として首都圏をも凌駕したとも言われるほどの鉄道網が発達していたのである。このような特殊な地域における『鉄道』とはまさに交通の基幹であり、炭坑という『産業』を支える大動脈だったのである。 そのため、私が物心ついた頃には既に現役を退いていた蒸気機関車と共に青春を歩んだ方の多くが筑豊地方を訪れたようである。分かる人には分かる直方機関区等である。その鉄道の世界を文化財と捉え有形無形のものを後世に伝えようとしているのである。往々にして鉄道趣味というと、外部からの印象としてとかく『車両好き』というきらいがあるが、汽車倶楽部ではそうではなく広い範囲で鉄道を捉えている。 まさにこの考え方は私が GNR にて行っている産業遺構めぐりと共感するものがある。以下に示した『筑豊の近代化遺産』(もちろん購入済み)の冒頭にもあるように、かつて筑豊を代表する産業であった炭坑はエネルギー転換政策後急速にその姿を消し、今や存在したことさえ忘れ去られようとしている。 汽車倶楽部ではこのように失われようとしている過去を『鉄道』という切り口で少しでも保存しようとしているのである。先日訪れた時は事前に場所だけ確認して突撃したため、休みであった。しかし、たまたま休日出勤していた方といろいろと話をさせて頂いた。東京から来た旨を話すと、『今日は休みやけど、それやったら話は別ばい』と特別にちょっとしたサプライズまでサービスしてくれた。運営にはかなり苦労も多いようであるが、信念を持って取り組んでいるのがとても伝わってきた。そして別れ際に名刺を頂いたがそこには『汽車倶楽部代表 江口一紀』とあった。 直方近郊に住む方はぜひ汽車倶楽部のサイトをご覧頂き、直方にもこのような組織が存在し地道に意義あることを行っている団体があることを知って欲しいし、お金をかけずに協力することもできるので興味のある方はぜひ参画してみて欲しい。ローカルネタで申し訳ないが、あの子供の頃プールに通った人も多いと思う(私もその一人)が、『直方いこいの村』に保存されている蒸気機関車 D51 も同倶楽部が主催する定期メンテナンスで毎月ボランティアが美しく磨いているのである。 素晴らしい。遠距離在住者である私は『汽車倶楽部会員』に入会しようと思っている。ちなみに私は同倶楽部の関係者等ではない。代表氏とたまたま話をしてその考え方や行動に感動したので勝手に紹介しているだけである。 11/9/2009 訪ねてみたい地図測量史跡最近少々忙しくすっかりブログ更新が滞っていたが、久しぶりにまた面白い本を購入したので紹介したい。 同書は国土地理院に勤める筆者が、地図とは切っても切れない関係である『測量』に関しての史跡を全国津々浦々に渡って紹介しているものである。北は北海道、南は沖縄まで 106 点に及び、さらに『海外・全国編』として 10 点を収録している。 冒頭にもあるが、測量と言う地図の根本をなす極めて重要な世界にもかかわらず関連史跡は比較的少なく、どちらかというと過去の偉人達の墓が多くなりがちだということである。しかし、それ以外の測量や地図に関連するさまざまな史跡を紹介している貴重な書籍である。 なぜこの分野での史跡が少ないかと勝手に考えるに、我々庶民にとっては測量結果である地図は身近であるが、どのようにして測量され地図となっていくのかというのは現代社会においてもなかなか馴染みのないものである。専門の知識と道具を必要とし、さらに『お上』が行う作業は特に昔の時代に於いてはむしろ近づけない世界だったのではないだろうか。 ましてや、地図を製作する国家機関である現在の国土地理院の前身は陸軍である。当時作成された地形図などは『秘』などと書かれ、軍事用の貴重な資料として『お上』が独占していたのである。いかにも役所がやりそうなことである。こんな状態では功績を称える史跡はなかなか作られなかったのも止むを得ないのではないだろうか。 私は GNR なんぞでさまざまな近代化遺産を追いかけているが、その際欠かせない資料が旧版地形図である。もちろん国土地理院が発行しているが、高い!! 高すぎる!! そもそも税金により測量し、その成果である地図を納税者が手に入れるのになんで 1 枚 500 円も取るかと。 しかも、その地図は画像ファイルとして電子化されているものであり、紙にコピー(役所では謄本というローカルルールがある)してもらうのである。個人的にはコピーの人手とか用紙代とかを考えれば早く Web で公開し自由にダウンロードできるようにして欲しい。紙で欲しい人だけが今まで通り購入すればよい。しかも平日 9 時~ 17 時しか購入できないなんて、今時いかがなものかと思う。 さらに言えば、国土変遷アーカイブと称して同院管理の航空写真も公開しているが、解像度の低さには辟易させられる。私のように過去を調べるサラリーマンにとって Web により無償で閲覧可能であることは称賛に値するが、解像度が低すぎて実用性は今一歩と言わざると得ない。 なかなかあり得ないと思うが、もしも国土地理院の偉い人がこれを見てくれるとしたら、自分達の仕事に誇りを持つだけでなく、どうすればその費用を負担している納税者が求めるサービスに応えられるかを真剣に考えて欲しい。 |
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