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    3/31/2009

    写真の整理

    皆さんはデジタル写真の整理はどのようにされているだろうか。かつての銀影時代と異なり、PC という箱にソフトウェアという道具を使って整理する必要がありどんなソフトウェアを使用するかでこれまた整理整頓の様相が大きく異なることとなる。

    ただし、マメな人は結局うまいことやるという点はアナログもデジタルも変わらないのだとは思う。

    私の場合はマメではないため、デジタル写真ならではといおうかただひたすらに枚数だけが増えていき整理が追い付いていない。しかし、GNR のようなサイトを立ち上げたりしている身としてはこれはいかんと考えるに至り、手段を試行錯誤しようと思い始めているところである。

    往々にして Windows OS を利用している場合まずは単純に Explorer のフォルダ構造により整理することとなる。また最近の Windows であれば『マイピクチャ』フォルダの活用とも言える。

    しかし、この方法はハッキリ言って弱い。弱すぎる。Windows Vista が開発コード名で Longhorn と呼ばれていた頃に『マイドキュメント』フォルダ配下は DB によるファイルシステムを実装し各種メタデータを利用した効率的なファイル検索やファイル管理が可能になる、などと Microsoft はのたまっていたような気がするが(WinFS だったか ?)、フタを開けてみればそんなものは華麗にスルーされ、Vista でも相変わらずこれまでのファイルシステム(NTFS)のままである。

    そこで、次に私が最近になって利用しているのが Windows Live フォトギャラリーである。Windows Live ID すなわち分かりやすく言えば Hotmail アカウントをベースとしたオンラインサービスのなんちゃってヘビーユーザーである私にとってはそのオンラインサービス群と連携した画像及び動画管理ソフトウェアである同ソフトは必然の選択であった。無償でもあるし。

    今時の『検索』の概念を取り入れ、タグ付けやさらには静止画像中の自動顔認識、さらにその顔への人物タグ付け、はたまた簡単な画像編集と無償とは思えない機能を持ったものであり、現在はこのソフトで写真や動画の整理を何となく行っているところである。

    ところが、やはりこのソフトもメタデータの扱いに弱さを感じる。EXIF 情報等もある程度編集も可能であるが、いちいち右クリックで『プロパティ』を開く必要があり使い勝手もあまり良くない印象である。つまり、あくまでも『フォトギャラリー』である感が否めないのである。

    そこで、このように Microsoft おたくの私が目をつけているのが Microsoft Expression Media 2 である。このソフトでは GPS と Live Search Maps の記事でも少し触れた通り緯度経度情報(GPS データ)も地図で表示したり、また地図を用いて GPS データを写真に追記したり EXIF データ等の取り扱いが格段に便利である。

    また、メタデータとして付与可能な情報の種類もかなりの量であり、うまく使えば非常に有益な画像ファイル情報データベースを構築可能である。というより、そもそもそういうプロ仕様のソフトウェアである。私は同ソフトの初期バージョン、つまり 2 がないものを所有しているため、現在同ソフトを用いた画像ファイルの整理に挑戦し始めたところである。

    このソフトは画像ファイル等を『インポート』し、本体ファイルとは別にインデックス情報データベースを構築し、そちらで整理整頓していくものである。そのため、一度インポートしてしまえば本体ファイルが無くても継続して情報の管理が可能である。まだわけわかめ状態なので機能等の紹介がちゃんとできないのは心苦しいが上述のリンク先を参照し雰囲気を感じて頂きたい。

    これからいろいろといじってみようと考えている。ただ、一点イマイチだと思うのは画面が Microsoft 風のインターフェースではないことである。というのも同ソフトは某会社の製品を買収した結果 Microsoft のものとなった経緯により、随分毛並みの違う雰囲気なのである。この点は思い切って Microsoft 風に統一して頂きたい。

    それ以外はまだ指摘できるほど把握できていないので、今後使用感等をご紹介していきたいと思う。マニアックなソフトであまり巷で情報を見かけないので何か役に立てるかも知れない。

    Microsoft Expression Media

    3/25/2009

    GPS と Live Search Maps

    何気に私のメインサイトである GNR のように地べたを這うような趣味をやっていると、正確な地点を知りたくなるものである。ましてや私の場合、地図が好きであり前述の自サイトでも地図を多用しているのでなおさらである。

    以前の記事でも書いたと思うが私はもっぱら Windows Live サービス使いであるため、オンラインの地図サービスは当然 Live Search Maps となる。同サービスでは『コレクション』と称し、好きな地点やルートまたはエリア等を地図上に『落書き』し、保存及び公開することが可能である。

    私のように廃線跡や近代遺産等を訪ね、さらにそれを Web で公開する際に地図をもってその位置を表すのは必然となるが、これまでひたすら手動でおおよその位置を同サービスを用い地図にプロットしてきた。

    都市部のように詳細なレベルで地図データが用意され、かつ、航空写真でも表示可能であれば手動での地点特定でも位置のずれはあまり発生しないが、地方ではまだまだオンライン地図サービスにおける詳細さは低いと言わざるを得ないため、地方や山間部等人口希薄な地域での正確な地点やルートの特定には毎度難儀しているのである。

    その例として、JR 北海道根室本線の新得~落合間の旧線区間、つまりはかつての狩勝峠越えのルートを前述の Live Search Maps のコレクション機能を用いてルートを描く場合非常に苦労した結果をご覧頂きたい。

    JR 北海道根室本線旧線【新得~狩勝峠付近】 ※ まだ整理途中で随時修正加筆を行っているが、No.20 をご覧頂きたい。

    正直これをプロットしている間は発狂しそうになったが、なぜならば既に廃止された鉄道路線であるためそもそも現在のオンライン地図サービスでは表示されないので、現役だった頃のルートが示された文献または航空写真、それと『カシミール 3D』等の地形図表示ソフトとを見比べながら延々と手動で地点を登録していくしかないからである。前述のようにこのような人口希薄地帯ではオンライン地図では鬼のように地図が粗いことに加え地形図でも痕跡が表示されているとは限らないからである。従って手がつりそうなになりながらやっとの思いでルートを書き込んでも信憑性のイマイチ低いものとなってしまい、心苦しいのである。

    そこで、このような PC を使ったアナログ作業から解放され、なおかつ精度の高い地点及びルート情報を地図に表示させる手段はないかといろいろ調べたところ、以下のような手段が可能であることが分かってきた。

    1. どうにかして写真に EXIF 情報として緯度経度情報を書き込むか別途 GPS 機器を用いて現地にて同情報を記録する
    2. 写真にしろ別 GPS データにしろ『カシミール 3D』にて 1. の緯度経度情報を地図上にプロットする
    3. trk2googlemaps & kml』を使用してカシミール 3D での緯度経度情報を Google Maps データ(kml ファイル)に変換する
    4. Live Search Maps のコレクション機能にて kml ファイルをインポートすることにより地点及びルート情報を取り込む

    オンライン地図サービスとして Google Maps を利用している場合は 4. の工程は不要であるが、私の場合 4. のために 3. があるのである。では、1. から順を追って少し掘り下げてみたい。

    1. はとにかく現地での緯度経度情報(以下 GPS データ)を取得する方法であるが、昨今では携帯電話やコンパクトデジタルカメラ、はたまたデジタル一眼レフでも GPS モジュールを搭載し撮影と同時に GPS データを画像に埋め込むことが可能なものがある。もちろんそれを持っていればいいのだが、あいにく私が持つカメラ及び携帯電話も GPS には対応していない。

    そのようなデジタル一眼レフ用 GPS モジュールとして、以下のものがある。

    Nikon GP-1

    Nikon GP-1

    これは Nikon の対応する一眼レフに直接装着可能なものである。しかし、私のカメラは Canon EOS Digital Kiss X であり、当然装着不可能である。また経済事情もあり、いかに安く GPS データを記録できる機器を別途調達するかになる。何といってももう一台一眼レフを購入する余裕はない。その結果見つけたのが以下の GPS ロガーと呼ばれる簡易な機能のみを持つ  GPS 機器である。

    SONY GPS-CS1KSP

    SONY GPS-CS1KSP

    これは電源を ON にすると、15 秒おき(変更不可)に電源を切るまで GPS データを記録するだけのシンプルな装置である。それだけである。実売価格が \13,000 台であったため、試験導入という意気込みで購入した。

    記録された GPS データは USB 経由で PC に取り込むことができ、そのデータはカシミール 3D で取り扱うことが可能である(だから選んだのだが)。ここまでできれば上記手順の 2. 以降が可能となる。

    ところが、やはりというか残念というかこのようなお求めやすい値段の機器は性能に満足するのは難しい。肝心の GPS 受信精度が悩ましいのである。私が訪れるのは廃線跡や古い構造物であり、かなり空が開けた場所が多いが、なかなか衛星を補足できないのである。細かいデータはここでは紹介しないが、私個人としてはイマイチであった。

    ただし、このような GPS データのおかげで上記 2. 以降の作業は無事に行えることが確認できたたので、あとは精度のいい GPS 機器を選びさえすればよいとの結論に至った。

    ところで、少々余談であるが写真そのものに GPS データを埋め込む方法としては前述の GPS 対応のカメラを入手するという方法以外にもこのように別途 GPS ロガーにてデータを記録しながら、それと同時に写真を撮り後に両者をマッピングさせることにより可能とする方法がある。それは実はカシミール 3D でも trk2googlemaps & kml でも可能なのである。

    または、Microsoft Expression Media 2 のようなデジタル資産管理ソフトでも GPS データがなくても地図を用いて埋め込むことが可能なものもある。実はこのソフトは持っているのだが私のはバージョンが古くてこの機能を持っていないのでバージョンアップを検討中である。しかし、このソフトはあくまでも手動で操作するため正確な緯度経度情報をプロットできない弱点がある。

    そこで目をつけているのが以下のものである。

    GARMIN COLORADO 300

    GARMIN COLORADO 300

    詳細はリンク先をご覧頂きたいがいわゆる本格的なハンディ GPS である。価格も私が購入した SONY のなんちゃって GPS の約 10 倍である。ここまで来るとそれこそ一眼レフが買えそうな勢いであるが、あくまでも GPS としての性能に拘りたいので同じような値段であればこちらを購入したい。何よりもカーナビをイメージして頂きたいが、地図の表示やルート検索等のさまざま機能が手のひらサイズで可能となるのである。しかし、私にとっては非常に購入に勇気のいる値段である。が、ぜひ欲しいと思っているのでじきに入手すると思うのでその際には別途なんちゃってレビューをしたいと思う。

    次が 2. の工程である。この工程はカシミール 3D という素晴らしいフリーソフトのおかげで至って簡単である。言ってしまえばただ取り込むだけである。しかも取り込んだ GPS データは編集可能であり、連続したルートとするのか、ばらばらの地点の集合とするのかやデータの削除や追加や修正等も行える。雰囲気は以下の同ソフトのオンラインマニュアルより感じとって頂きたい。

    GPSからのデータダウンロード

    自分一人の記録として GPS データを管理するのであればここまでで充分である。ところが私のように Web でその情報を地図を用いて公開したいとなると次に必要なのが 3. の工程である。

    これは、カシミール 3D 上での保存された GPS データを取り込んで Google Maps 及び Google Earth にて表示可能なデータ(kml または kmz)に変換するソフトである。このソフトでの作業イメージは前述の同ソフトの作者のページへのリンクを参照願いたいが非常に簡単である。このような有益なソフトウェアを無償で提供している作者には本当に感謝している。

    このソフトを用いて生成されたデータで Google Maps を利用している人であれば GPS データに則った正確な地点またはルート情報を Web で保存もしくは公開することが可能である。しかし、例によって Live Search Maps を利用している私にとっては最後の 4. の工程が必須となる。というよりはこの最終工程のために全ての手前の作業があると言ってもいい。

    Microsoft が提供するオンライン地図サービスである Live Search Maps も Google Maps のように API も公開されてはいるが、3. の工程で紹介したような便利なソフトを見かけない。何といってもかなりマイナーな存在なのである。しかし、ライバルである Google が開発した kml ファイルをなんとインポートできるのである。それによって Google Maps で作成された、もしくは 3. で紹介したようなソフトが生成した kml ファイルを用いて地点及びルートに関する GPS データを手動ではなく正確にプロット可能となるのである。

    お金をかけれない私のような輩は少々面倒くさいがこのように少々の手間をかけることにより、既存のデジタルカメラを利用しながら GPS データによる正確な情報をオンライン地図サービス上に表示可能となるのである。あくまでも GPS 機器により精度のたかい GPS データが記録できることが前提ではあるが。

    一応ここで紹介した工程は実際に簡単なデータで成功しているので、今後清水の舞台から飛び降りた結果まともな GPS 機器を入手した暁には改めて作業のイメージや気が付いた点を報告したいと思う。

    でも、最終的には GPS モジュール搭載可能な一眼レフも欲しい。うぅむ。当分無理だな。。。