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5/16/2008 1/20,000 旧版地形図『直方』(明治 34 年製版)2009/04/15:PhotoZoom の DeepZoomPix への移行に伴い記事中のリンク先を修正しました。 廃線跡や旧道、それに産業遺構等を調査する際にはもちろん社史や市史等の資料が一時情報源となり得るため非常に重要である。 しかし、私のようなしがないサラリーマンの場合これらの資料を精査するのはなかなか難しい。なぜならば図書館に行かなければならないからである。貴重な週末の休みは日頃の疲れをだらだらと癒すか、どこかに現地調査に出かけてしまう。 そんな資料に乏しい状況の中、非常に有益な資料として忘れてはならないのが国土地理院発行の旧版地形図である。この旧版地形図はその名の通りこれまでに発行された地形図であり、私のように過去を調査する上で欠かせないアイテムである。そのため数十枚は所有している。ちなみに、所有とは謄本(コピー)を持っているという意味である。各旧版地形図は一枚 \500 から謄本として入手が可能なのである。 ただし、最大の欠点は実際に謄本を得るためには国土地理院に平日に訪れなければならないのである。従って私は貴重な平日の休日のいくからを国土地理院への訪問に捧げている。実はオンライン申請も可能だが地形図を図番で指定するのみで画像を閲覧できないため欲しい地域がどの地形図に含まれているかが分かる自信がない方にはお勧めできない。個人的にはさらにオンライン申請は一度経験したが、ハッキリ言って使い辛いことこの上ない。 少々専門的だが Java ベースのアプリケーションのインストールが必要だし、動作保障の JRE のバージョンは古いし、画面デザインは最悪でお役所の人達が日頃紙で取り扱っている帳票を自分たちの都合のいいように中途半端に画面にしたようなものであり、利用者(国民)のことなどまるで考えていないとすら思える。興味のある方はチャレンジしてみて欲しい。 そんな愚痴はさておき、今後当ブログではこの苦労して手に入れた旧版地形図を見ていて気になった地点等をご紹介していこうと思う。私が廃線跡、旧道、産業遺構等を現地調査した報告書である GNR でも旧版地形図は時々登場しているので合わせてご覧頂けると幸いである。 今回は私にとっては大御所とも言える明治時代の旧版地形図をご紹介したい。明治 34 年製版の 1/20,000 『直方』である。我が故郷である。 ちなみに、この画像は単なる静止画ではなく、『+ -』と出ている通り拡大縮小(マウスホイールでも可)、さらにドラッグによる移動(パンニング)が可能である。ぜひ試して頂きたい。直方市民の方にとっては驚愕の地形図であることうけあいである。 どうやら、当ブログ (Windows Live Spaces) の仕様変更なのかお見せしたい この地形図で黒く塗りつぶされている辺りが直方市街中心部である。これはもちろん現在も然りである。この地形図よりさかのぼること 10 年前の明治 24 年に筑豊興業鉄道の手により開業の直方駅は『なをがた』として登場している。今回はこの直方駅の西側に描かれた、現在は存在しない線路に注目したい。比較のため現在の地図を示す。この地図は画像であるがクリックすると地図サイトにて同地点を拡大縮小等を行いながら閲覧可能である。
直方はいわゆる筑豊地方と呼ばれ、産炭地として賑わった街であり、至る所に炭坑が存在しまさに網の目のように線路が引かれていたのである。上の地形図を拡大するとお分かり頂けると思うが、その引き込み線周辺には『つるはし』が交差した鉱山の記号が見て取れる。線路自体は直方駅と西徳寺との間を南に抜け、恐らく現在の地図での市民球場の北で二股に分岐していたと考えられる。 ちなみに、旧版地形図で示されているその線路は単線である。また、現在の筑豊本線部分は明治時代にあって既に複線である。これらは地図記号で明瞭に区別がつくがお気づきだろうか。 現在は影も形も無いこの線路の痕跡はどうなっているのだろうか。現在の地図を拡大すると、ある程度道路の線形に名残を残しているようにも見えるがハッキリ言って現時点では何の情報も持ち合わせていない。今後机上調査を試みる予定である。 何か情報をお持ちの方はぜひお知らせ願いたい。そして今後も旧版地形図にまつわる話題を紹介していきたい。 |
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