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19/06/2008 GNR とブログについて(さらに古レール)当ブログや私が管理している GNR - Golgodenka Nanchatte Researh サイトや関連するブログに関して、二つのブログの使い分けの簡単な思いを述べさせて頂いているので、ご覧頂けると幸いである。 GNR とブログについて(GNR - 調査日誌) この方針に従って当面ブログを使い分けていくこととし、ご覧になっている方に少しでも役に立つ(もしくは役に立たない)コンテンツをまったりと書いていきたい。 今後ともよろしくお願いします。
と言いつつ、それだけではなく古レールについての話題を。 私がよく利用する土木学会の『土木デジタルアーカイブス』の『土木建築工事画報』第 1 巻第 10 号(大正 14 年 12 月発行)に『利根川橋梁の復旧工事(鉄道省常盤線)』(PDF)という記事がある。 これは大正 12 年 9 月 1 日に発生した関東大震災により被災した現 JR 東日本常磐線利根川橋梁の復旧工事記録である。 復旧工事概要としては亀裂の入った河床部水中より立ち上がっている既存の橋脚に一回り大きな井筒をあてがい、コンクリート(ちなみに当時は混凝土と書いた)で巻いて補強するものである。ここでその新たに打設されるコンクリート内の鉄骨(鉄筋ではない)に古レールが使用されているのである。その様子は同記事の P.35 内の写真にコンクリート打設前の状況として示されている。 私はまだ現地を訪れていないため、この復旧工事が行われた橋脚がそのまま現存するのか未確認であるが、この当時架かっていたトラス橋は現存している。詳しくは同じく土木学会の『歴史的鋼橋』の『利根川橋梁(快速上り線)』をご覧頂きたい。 この復旧工事を行った橋脚は先の工事記録中に『第十八号橋脚』とある。旧国鉄(当時は鉄道省)の場合橋脚を数える順番はその路線の起点側から始まるため、この場合常磐線天王台駅方から数えて 18 番目の橋脚と考えられる。 先の歴史的鋼橋には一般図として以下の図が示されている。もう少し解像度を何とかして頂けないだろうか。> 土木学会様
トラス桁前後のプレートガーダー桁の桁数の違いから、この一般図は左側が起点方すなわち天王台駅側と思われるため、数えてみるとちょうど 8 連あるトラス桁部分のど真ん中の橋脚と考えられる(違うかも)。 また、Google 航空写真(残念ながら Live Search Maps では高精細航空写真範囲外)で見ると双眼鏡があれば外観は確認できそうなロケーションである(常磐線と書かれているほうの橋)。現地を訪れた折には GNR - 調査日誌にでも報告したいと思う。 取り急ぎ GNR - 調査対象候補に追加(2008/06/19 現在 No.197)である。ただ、いつ行ける事やら。。。 以前就いていた仕事であれば、コンクリート中の鉄筋の位置を音で把握する超音波探査機やコンクリートの熱分布の状態を調べる赤外線カメラとかを使ってこの橋脚を調べたくなるが、今は残念ながらそれも叶わない。 (復旧工事当時の橋脚がそのままあるとして)そこにあると分かっていながら見ることさえできない悩ましい古レールである。ただ、工事記録が簡単ではあるが残っているのは素晴らしいと思う。それがなければ関係者以外知りえない情報だったのである。 21/04/2008 古レール調査報告書何気にこれまでも、当ブログで何件かの古レールの再利用による主に鉄道の構造物について取り上げたことがあるが、全くもって数も少なくお話にならない量であるが暇を見つけて細々と古レール鑑賞に勤しんでいる。 あれこれ悩んだり、筆不精なのも手伝って古レール鑑賞を始めてから随分経ってしまったが、ようやくこれらを改めてまとめてなんちゃって調査報告書として公開することを始めた。 とは言っても素人サラリーマンのなんちゃってレベルのものであり、書き始めたばかりのためまだまだいろんな意味でこれからだが今後少しずつ内容を充実させていこうと思う。 以下のリンクがその調査報告書である。お暇な時にでも歴史のロマンに触れて頂ければ幸いである。またアドバイスや情報(ここの古レールは見ておけ)等も頂けるとありがたい。 また、古レールそのものについて興味を持たれた方は以下のサイトも有益なので是非訪れてほしい。
※当ブログの右ペインにもリンクを掲載させて頂いている。 07/11/2007 古レール調査箇所休日を利用して時々いわゆる古レールの観察に出かける。と言っても、学術的もしくは体系的なものではなく『おぉ、1800 年代だ。』とか、そういうたわいのないレベルである。 例えばこんな感じである。 【JR 東日本中央本線【国立駅】南口正面庇柱】 この駅舎の正面にある庇を支える柱が古レールである。これには何と 1887 年製のレールが再利用されている。 ちなみに、この駅舎は JR 東日本管内で現存する駅舎として二番目に古い貴重な駅舎であったが、高架化工事に伴い現在は解体され実在しない(保存される可能性もあるが未決定)。 【ドイツ UNION(ウニオン)社 1887 年製古レール】 お分かりだろうか。いささか判別しにくいが左側のレールに刻印があるのが読み取れる。これはまだマシな方で実際いろいろ見ていくと判別不可能な場合のほうが多いと思えるくらいである。 でも、考えてみてほしい。往々にしてこれらの古レールは駅舎やホーム上屋に再利用されることにより今から100 年以上に作られた工業製品に直接触れることができるというのはなかなか貴重な産業遺構である。 本当はいくら時間があっても足りないくらいあるが、早晩駅舎の改築等でその多くも失われつつある。 とは言ってもなかなか調査に行けない。なんか悔しいのでせめて今までとこれから調査した箇所について地図に記録を残すことにしてみた。 便利な時代である。地図をベースにした情報整理が個人でしかも無料で行えるようになったのはとてもいい時代になったと思う。以下にリンクを掲載するが、今は地点のプロットのみである。いずれは詳細情報への リンクや写真等充実を図っていくつもりである。私は Microsoft の Live Search Maps を利用しているがGoogle マップ でも同様の利用が可能である。地図サービスの基本的な利用方法の一つとして参考にして頂ければ幸いである。 GNR - 古レール調査報告書 (Live Search Maps) いずれはこれももちろん GNR に取り込む予定である(そのうち。。。)。 22/04/2007 古レール2008/04/16 GNR - 古レール調査報告書を公開しました。
最近なかなか鉄道系の原意調査が進んでいないが、手軽にとっかかれる調査として以前の記事でも若干触れた古レールの現状調査を改めて始めてみた。
と言っても、素人が眺めるだけなのでたいしたものでも何でもないが、都心の駅をいくつか訪ねるだけでも思いのほか多く発見できて楽しい。
現在、山手線と中央総武緩行線及び京浜東北線から攻め始めているがホーム上屋がほとんど古レールで構築されているような駅もあり驚く。
現時点で発見した最も古いレールは水道橋駅で発見したドイツ UNION(ウニオン)社聖の 1885 年ものである。120 年以上前の代物である。
また、今回初めて気が付いたのが飯田橋駅西口の連絡通路を支える部分が全て古レールでありその大きさにも驚かされる。
これからも調査を続けていく予定であるが、もしこれをご覧の方で『これは見ておくべし』という古レール物件があればご紹介頂きたい。 02/01/2007 古レール2008/04/16 GNR - 古レール調査報告書を公開しました。 ホームの上屋や線路脇の柵などで鉄骨代わりに利用されているレールにお気づきだろうか。 実は現在ではほとんど行われていないが、かつては不要になったレールをいろいろな構造物に再利用され現在までその姿を留めているものが少しずつ数を減らしてはいるものの今でも見ることが可能なのである。 レールの歴史は例によって浅学のため、詳細を述べることはできないが鉄道が日本に導入された明治にさかのぼるが当時は国内での生産が不可能であったためレールは全て外国からの輸入に頼らざるを得ない貴重なものであった。 時代の変遷と共に輸入元の国は多岐に渡り製造メーカーも数多い。が、いずれも高価であり後に国産レールが製造されるまでの間多くの貴重な外国産レールが日本に持ち込まれることとなった。 そのため、重量のある鉄道車両を支え続けたレールは本来の用途がお役御免となった後もその形状から各種構造物の部材として有効活用されたのである。 それは昭和の時代まで脈々と受け継がれ現在でもその先人たちの知恵を垣間見ることが出来る。 このようなレールの歴史については詳しくは『古レールのページ』というサイトに非常に詳しくまとまられており鉄分の高い低いに関わらず面白く読めると思うのでぜひご覧頂きたい。 ここではその身近なほんの一例として JR 東日本代々木駅で見かけた古レールの再利用の様子をご紹介したい。 電車待ちのわずかな時間での調査であったため網羅性が全くないのであるが、代々木駅ではホームの『上屋(うわや)』と呼ばれる屋根を支える柱の一部に古レールが再利用されている。 Wikipedia によると代々木駅の開業は明治 39 年 9 月 23 日だが、大正 13 年にホームが現在地に移転とあるので、もしかしたらこの時以来の代物かも知れないのである。 # 駅の工事記録等を見たわけではないので裏づけなし。夢とロマンの世界とご理解頂きたい。 レールには必ず出自を示す刻印が打たれており、これを確認することにより製造年や製造メーカー場合によっては発注者等の情報を読み取ることが出来るのである。 刻印の場所は正確にはフランジと呼ばれる普通にレールを置いた時に垂直となる部分の横である。 代々木駅で見つけたホーム上屋の古レールの場合は『CARNEGIE 1906 E』とあった。本当は "E" の後も続きがあるのだが設置されている場所では途切れてしまっているのである。また往々にして度重なる塗装により判別が難しい。 "CARNEGIE" とは米国の鉄鋼会社名であり、"1906" とはもちろん製造年である。 ちょっと考えてみて頂きたい。100 年前である。東京のど真ん中で 100 年前に製造されたレールを間近に見ることが出来るのである。 こんな古いものに直接触れることができるというのは素晴らしいと思うし、その貴重なレールを器用に再利用した技術者にも敬意を抱かざるを得ない。まさに宝物と言えよう。 このような古レールは首都圏に限らず全国の至るところで JR や私鉄に関わらず散見される。しかし、近年改良されたり新設された駅では見ることは出来ない。 皆さんも身近な駅で電車待ちの間にこのような宝探しはいかがだろうか。 |
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